チタンはダイビング器材にぴったりの素材!

Bismチタンレギュレーター
ほとんどのレギュレーターは、ほぼ真鍮(銅合金)で作られていますし、主流でもあります。その理由は加工がしやすく、比較的腐食にも強い素材だからです。比較的といってもチタンと比べた場合の話であって否定している訳では全くありません。真鍮は何十年も前からある硬貨と同じと思って間違いありません。 チタンはまず、軽い真鍮の約半分くらいの重さ、耐腐食性で海水に対し完全耐食性を持ち、耐久性が高いので10年使ったくらいでは見た目の変化が全くない、金属アレルギーの方でも安心の人体親和性をもつ、まさにダイビング器材にぴったりの金属なのです。 そんなチタンなのですが、実際にチタン製のレギュレーターは私の知る限り、アメリカと日本(ビーイズム)の2つのダイビングメーカーしか作っていません。チタンの加工は、かなり難易度が高く、製造コストも技術も高いという事が主な理由だと思います。特に日本のビーイズムのものは軽量コンパクトで独自構造のファーストステージで、「世界で唯一!360度回転するセカンドステージスウィングヘッドレギュレータ」となっています。
ダイビングレギュレーター内部

分解してみて、わかるチタンという素材のよさ

分解してみて初めて、わかる素材の良さ!
オーバーホールの時に、分解すると素材の違いがはっきりと現れます。画像はレギュレーターの内部のパーツです。左が通常の真鍮製、右がチタン製となります。少し仕様が違いますが、右のチタン製の方は15年程前のものになります。サビや付着物が全くついていません。
新品の部品と比較してもほぼ違いがわからないほどの状態です。使い続けても綺麗な状態を保つので常に安定した作動状態を保てますので安心して使用できます。
また、重量も軽く作られているので、360度回転するヘッドとの組み合わせで疲労感も解消
スマートフォーカスライト

見えないところほど違いが大きい

チタンにはメッキやコーテイングがいらないのでネジ部などの接続部も綺麗な状態です。
特にネジ部は摩耗やメッキの剥がれによる、ネジ径の変化がなく緩みやガタつきもありません。今回、紹介しているビーイズムは日本製で、ネジのピッチも細かく調整が必要な箇所などでは微調整がしやすく、工業製品として非常に高いレベルの製品になっています。
この画像の管の中を空気が通るので、ここが綺麗だと安心ですね。
このビーイズムというダイビングメーカーは、世界で唯一オールチタンボディのダイビングコンピューターを販売しています。本来チタンは、メッキなどの必要はないのですが、さらにIPコーティングが施され、長期間に渡って光沢を維持します。
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水洗いだけでは落ちない汚れ

金属で作られているレギュレーターは、どんなに手入れをして丁寧に使っていても長く使うと少しづつ腐食やメッキの剥がれなどが進んでいきます。画像左の部品はとても綺麗に使っていますが、汚れのようなものや緑色の真鍮特有のサビのようなものがついています。右側のチタンの部品は不思議なほど綺麗な状態ですね!まさにダイビング器材に最適な素材ですね。
ビーイズムというメーカーは、ブリヂストンフローテック株式会社のスクーバダイビング事業としてスタートしてます。水や空気、油の圧力伝達、制御に関してはお手のもの世界でもトップレベルでしょう!安心してお客様におすすめできるダイビング器材メーカーです。
ちなみに画像のものはココナッツ東京本店、古川のレギュレーターですので全て真実である事を保証します。

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